こんにちは、ゆーすふる(@yo_uthful)です。
実は肺気胸になってしまい、2週間も入院生活をしていました。
入院中、いろんな方のブログに励まされ、時には恐怖に怯え2週間を過ごしました。
需要は少ないと思いますが、こういった経験は参考にしていただける方もきっといると思いましたので、僕も残しておきます。
肺気胸
まずは気胸について。
肺胞の一部が嚢胞化したもの(ブラ Bulla)や胸膜直下に出来た嚢胞(ブレブ Bleb)が破れ、吸気が胸腔に洩れる事でおこる。胸痛をきっかけに受診することが多い。知名度が低いため、喘息などと勘違いして放置されることもあるが、それほど珍しい病気ではない。
簡単に言うと、肺の先端部分に穴があいてしまい、そこから体内に呼気が漏れてしまうということです。
多くは突然発症する。呼吸をしても大きく息が吸えない、激しい運動をすると呼吸ができなくなるなどの呼吸困難、酸素飽和度の低下、頻脈、動悸、咳などが見られる。発症初期には肩や鎖骨辺りに違和感、胸痛や背中への鈍痛が見られることがあるが、肺の虚脱が完成すると胸痛はむしろ軽減する。痛みは人によって様々で、全く感じない人もいれば、軽微の気胸で激痛を感じる人もいる。
自然気胸の場合、両方の肺で同時に発症することは稀だが、片方の肺が発症するともう一方に負担がかかるので、可能性は少なからずある。両肺で同時に発症した場合は酸素が供給されないため危険である。
僕は自然気胸だったのですが、原因は正直わかりません。最近では過度のストレスや不規則な生活も原因になり得るとも言われているようです。
みなさんも規則正しい生活は心がけましょう。今回の件で身にしみました。
気胸になった状況から順番に説明していきますね。
違和感発生〜診療
休日の朝、なんだか今週は肩が凝るな、疲れているなと思いリビングで横になっていました。
(肩の凝りは初期症状のひとつらしいです)
シャワーでも浴びようかと立ち上がるとなんだか息苦しくなりました。
疲れのせいかもとアリナミンをのみ普通に生活していたのですが、やはり苦しく咳もでる。
体の左を下にして横になると苦しい。
前にかがんでも苦しい。
風邪とも違う症状なので、とりあえず体勢的に楽な体の右側を下にして寝るようにしました。
このときは疲労が原因かと思っていたので、車なども運転していましたが、今思えば危険だったなと思います。
週末2日をこの状態で過ごしました。部屋の片付けで重いものを運んだりもしてました。
若干苦しいのと咳は出るんですが普通に動けるので色々しちゃってました。
週明けになっても体調が戻らず、やはり息苦しいので呼吸器内科の文字がある近くのクリニックをグーグルマップで調べて徒歩で向かいました。
とにかく歩くスピードが遅く、息切れが早い。。。
嫌な予感とともに〇〇クリニックで診察を受けます。
とりあえず聴診器を当てられますが、おや!?
という医師の表情とともにすぐさまレントゲン室へ向かわされます。
撮ったあとに10分ほど待合室で待たされ、
もう一度診察室へ。
医「今日はこれから仕事?残念だけどしばらくお休み。気胸だから。聴診器でも全然聴こえないし。今から入院になるから家族と職場に連絡してぇ。」
とちょっとオネェ口調のお医者さんにいきなり宣言されます。
今から入院!?!?
僕は唖然としました。確かに左の肺が半分くらいになっています。
医「なりやすいのは10〜20代の若者で、身長が高くひょろっとしてるイケメン男性がなりやすい病気なのね」
ゆ「え!?どれも当てはまってないですけど」
医「そーだね、だからびっくりだけど」
おいおい。
医「〇〇病院の紹介状書いたから、外に呼んだタクシーですぐに向かって」
ゆ「入院なら準備ちょっとしたいんですが。」
医「すぐいって」
ということで大きな病院にタクシーで向かいます。
タクシーの運転手との会話が地味に辛かったのを覚えてます。
大病院の診察〜入院1日目
大きな病院なので待たされます。
呼吸器内科に案内され、苦しみながら問診票なり、いろいろな検査を行い診察室へ。もうこの時点で午後。
一日がかり。
内科医「聞いていると思いますが気胸なので、今日から入院してください。若い人がなりやすいんですがね。」
またその話。。
内科医「今からドレーンを入れて脱気をしますので、横になって」
穴が開いた肺から空気が漏れ、胸腔内に空気が溜まってしまうため、それにより肺が押しつぶされてしまいます。溜まった空気を体外に排出するのが脱気です。
ゆ「ココデですか?」
看護師さん達が目まぐるしく動き、内科なのに簡易処置台が出来上がります‥
内科医「病室とかでもいいんですが、バタバタしているらしくここでやっちゃいましょう」
診療してからの大事感とスピード感に圧倒されっぱなし。
なんと処置室で胸腔ドレナージを挿入する処置をすることに。
わき腹に局部麻酔をされ、40分程度で処置が終わります。
麻酔自体は注射なので痛みがありますが、
注射自体は苦手ではないので耐えられました。
ドレーン(脱気するためのチューブ)の挿入は、わき腹を押されまくっているようなすごい違和感がありますが痛くはありませんでした。
完全に意識がある状態で体を切られ、管を通されるので良い気分ではありません。
どういう状態だったのかは見えませんでしたが、
内科医「もうすぐおわりますからねー。」
と言われたあとに胸の空気?が抜かれ一瞬すごい苦しくなったのを覚えてます。足をバタバタして耐えました。
内科医「終わりましたよー。」
起き上がると脇腹にすっごい違和感。
胸腔ドレナージと書かれた透明なボックスが足元にあり、そこから管が僕のわき腹につながっています。
内科医「これで数日様子を見て空気を抜き、肺が膨らんで穴が塞がればオッケーです。」
看護師「では病室にいきますよ。ドレーンは、あなたと一心同体だから大切にね。」
ゆ「は、はい。」
ということで、すぐさま入院生活が始まりました。
管が入っている違和感と体を動かそうとすると走る痛みでじっと静かにしているしかありません。
夜寝れるのかがとっても不安になります。
2日目以降に続きます。
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